2018年12月4日おススメ　医療系読書ルーム　２

皆さんこんにちは　なぎさ薬局京都北野店です

先日ネットニュースを見ていたら　ドラマ化のニュースが上がっていたので
本棚から引っ張り出して　読み直してみました
時代設定は現代と違いますが　やっぱり面白い本でした
医療を題材として小説としては鉄板の面白さです

そう

 

今回は「白い巨塔」です

大阪の大学病院を舞台にした　人間ドラマ　何度もドラマ化されて高い人気を誇っていますね

筆者が最初に読んだのは高校か大学の時だったと思います

（ちなみにドラマは田宮二郎主演のものが記憶にはっきり残ってます

なぜかというと　田宮二郎の目力半端ないって！！）

あらすじは皆さんご存知かもしれませんが　大学病院の教授を目指す天才外科医と
その同期生で学究肌の内科医を軸にしてお話は進みます

 

大学の教授選や主人公の手術した患者さんをめぐる裁判など　展開の目まぐるしいこと
出版当時は１巻だけで完結していたのに
そのラストから続きを望む声におされ　残りのお話を書くことになったそうで
読みごたえも非常にあります

 

地位も名声も手に入れた主人公がただ一人　人間としても医者としてもかなわなかった
内科医との関係が非常に秀逸で　読後に医療とは何なのかを考えさせてくれる作品です

 

 

未読の方は　年末年始にでもじっくり読んでみて下さい。