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2018年12月27日おススメ 医療系読書ルーム3

皆さん こんにちは なぎさ薬局京都北野店です

映画の公開に合わせて 書店で平積みになっていた本です
実話をもとにしたノンフィクションをノベライズした作品で
障害者の自立とは何かがテーマになっています
タイトルだけ見ると何の話か全然分かりませんが・・・

 

「こんな夜更けに バナナかよ」です

 

主人公は筋ジストロフィー症にかかった男性です
この病気にかかると徐々に筋肉が動かなくなります もちろん立って歩いたり
お箸をもって食べ物を食べたりもできなくなり
最終的には心臓や肺の筋肉が動かなくなり死を迎えてしまう病気です

 

通常は病院に入院して治療に専念しますが 主人公は自立して一人で生活することを選びます
もちろん体を動かせないので自分では家事など出来ません
いろいろなことはボランティアさんがたより

 

ボランティアさんと主人公の交流が面白い作品です
(交流というよりは対決かな?)

 

よく「障害者の自立」という言葉を目にしたりしますが
この本の中での自立は「人の助けを借りずに自分でする事」ではなく
「自分の人生をどうしたいかを自分で選択して決める事」
いろいろな病気を抱える人は自分でしたくてもできないことが沢山あります
そう したくてもできないのです それを自己責任にされてしまうと困りますよね

 

皆さんも本書を読んで

 

「障害者の自立」とは何かを考えてみて下さい。

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