なぎさ薬局グループ

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2023年10月11日涼しくなりましたね。

かやま調剤薬局です。

豊栄に位置する福島潟で、先日鴈迎灯の点灯が行われました。秋から冬に飛来するオオヒシクイをモチーフにしたものです。この行事を過ぎると、暑かった夏が終わり秋から冬になるなあと、季節の移り変わりを感じます。そこで福島潟と、オオヒシクイをご紹介したいと思います。

その昔豊栄周辺は海で、河川の土砂により砂丘を形成し、その時残った湿地帯が潟を形成、福島潟となりました。近代では治水対策で干拓事業が行われ、現在に至っています。生息する生物は、野鳥220種以上、植物470種以上、昆虫900以上です。代表的な野鳥が、オオヒシクイ、マガン、白鳥、植物は、日本で自生する北限のオニバスがあります。現在ラムサール条約湿地登録を目指しています。

オオヒシクイは、口ばしから尾まで95㎝あり、羽を広げると160㎝の大型のガンです。薄くて黒い口ばしの先にオレンジ色の模様が特徴です。9月から翌年3月初めまで、ロシアのカムチャツカ半島から日本海側に飛来します。北海道、八郎潟で休憩をしながら飛来し、石川県片野鴨池、福井平野、琵琶湖周辺でも越冬します。1日の生活は、朝6時~8時に水田へ飛び立ち、9時~12時に潟に戻ります。エサは、潟ではヒシの実、マコモなど根茎部、水田では落穂、二番穂、イネ科の植物です。水田に雪が積もると、雪の少ない鳥屋野潟、佐潟へ移ります。ちなみにヒシクイは小型のガンで、太平洋側へ飛来するそうです。

これからは、福島潟から望む飯豊連峰、五頭連峰の雪を被った景色もきれいです。一度立ち寄ってみて下さい。

ビュー福島潟パンフレットより

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